音更町/あの頃のまちに出逢える小さな鉄道博物館
音更町内に全国から訪れる人が絶えない小さな鉄道博物館があります。
約20畳のフロアびっしりと広がるジオラマや鉄道模型たち。
よく見ると、昭和の帯広市の街並みがそこに広がり、まるで自分がそこにいるかのような錯覚を覚えます。
博物館の建物は、館長のお父さまが「地域社会のために使いなさい」と遺してくれたもの。
お父さまの想いをしっかりと受け継ぎ、2014年にオープンしました。
「遠くは九州から鉄道模型を走らせる方もいらっしゃるんですよ」と穂積館長。
週に一度、日曜日だけの開館ですが、1年に約2,000人の来場があるそうです。
館長が1980年から集めだした鉄道グッズは、ホーローでできた「富良野行」のプレートがきっかけだそう。
レトロな切符が入った乗車券箱も魅力ですが、なんと「十勝晴駅」オリジナルの切符まであるんです。
館長自ら懐かしの改札鋏でパチンと切られた切符は来館記念として持ち帰ることができるほか、懐かしの座席に座り、ちょっとした旅気分を味わうことも。鉄道ファンなら、ずっと座っていたくなりますね。
週単位で進化していく鉄道博物館。
あの日の想い出を探しに行ってみませんか。
小さな鉄道博物館 「十勝晴駅」
住所/河東郡音更町柳町南区12番地7
TEL/090-6998-0623
開館/毎週日曜日 10:00から18:00(運休あり)
入館料無料
持込車両利用料金 2時間1,000円
車両貸出試運転 10分100円