東ヌプカウシヌプリのナキウサギ

鹿追町・上士幌町・士幌町にまたがる標高1,252 mの山、東ヌプカウシヌプリ。
山名の語源はアイヌ語で「野原の上にいらっしゃる山」の意味を持つと言われ、北方には然別湖があります。

写真の下のほうで一瞬見逃してしまいそうな小さな動物はエゾナキウサギ。こちらは9月中旬に撮影されたもの。
登山道の岩のすき間で生息していることから、この姿を見つけに登山客はもとより多くの写真愛好家も訪れています。
エゾナキウサギは現時点での絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種とされる準絶滅危惧種として環境省版レッドリストにも挙げられています。
美しい自然環境とそこに住む生きものたちの世界、これからも大切にしたいですね。

Photo Y.Tabata